メガフロートQ&A
8. その他
8 .1 植栽

Q:メガフロート上での植栽方法、管理方法は?

 メガフロート上での植栽、緑化は、

・ヒートアイランド現象の軽減
・豊かさ、安らぎ感の向上(アメニティ向上)

から、必要な対策である。メガフロートは鋼材による人工地盤であるが、こうした人工地盤上の植栽、緑化技術については、ビル屋上公園等での造園技術、実績が有り、類似地盤であり、応用出来る。尚 、ビル緑化技術については(財)都市緑化技術開発機構から詳しい技術マニュアルが刊行されている。人工地盤における植栽基盤としての制約には下記があり、それに対応した施工を行う。

(1)地中からの水分の供給がなく、乾燥害の影響を受けやすい。
(2)地中への水の浸透ができないため、下層に排水層を設けるなどして水の移動を促す必要がある。
(3)構造材となっている鋼材の腐食対策が必要である。
(4)人工地盤では、土壌厚さが薄いことや軽いため、大地のように樹木の支持ができない。生長しすぎると枝折れや風倒の危険もともなってくるほか、荷重の増大も問題となるので、健康状態を維持した上で生長に制限がある。

 植栽基盤の厚さは土壌の違い(自然土、改良土、人工軽量土)、植栽樹木の違いなどで異なるが、必要土壌厚としては下記が示される。

 
芝生/草花
低木
高木
樹高   3m以下 〜4m〜 6m以上
土壌 15〜30cm 20〜40cm 50〜70cm 70〜90cm
排水層 7cm以上 10cm 15〜20cm 20〜50cm
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