富栄養化 |
工場廃水、家庭排水の窒素、リン等が海へ流入むことで生じ、赤潮のような植物プランクトンが異常発生する要因となる。 |
青潮 |
夏季の閉ざされた海域で底層水の貧酸素化が進み無酸素状態となった海水が、風などによって海面近くに上昇して起こる現象。硫化水素を発生し、水の色が青く見える。 |
溶存酸素 |
海水中に溶けている酸素のこと。魚などの動物はこれを摂取して生きている。 |
水質 |
指標として、水温・DO(溶存酸素量)・COD(化学的酸素要求量)・塩分・濁度・光量子・pH・T-N(全窒素)・T-P(全リン)・クロロフィル-a(光合成色素)・SS(浮遊物質量)などがある。 |
流れ |
潮汐、風、密度、河川水などの要因により発生する。海水交換には平均流れが寄与するが、影響度合いの大きいのは潮汐流の平均流れである残差流である。 |
プランクトン |
動物と植物があり、植物プランクトンは生態の循環系で基礎生産の指標となり、光合成に必要な色素(クロロフィル-a)をもっている。 |
底生生物 |
ベントスとも呼称される水底に生活する生物の総称。生態はミクロベントス(顕微鏡サイズ)・メイオベントス(0.04〜0.5mm)・マクロベントス(0.5mm以上)・メガロベントス(底引き網で採取可能)の順で大きくなる。底質汚染の指標ともなる。 |
付着生物 |
着生基盤に固着または付着し、基盤を生活のよりどころにする生物の総称。バクテリア・菌類・藻類・海藻類・無脊椎動物などがある。わが国ではムラサキイガイ・フジツボなどが有占種としてよく知られている。 |
底質 |
海底の土砂の性質で、土粒子の大きさ、有機物・栄養塩・有害物質の含有量などを調べることが多い。指標としてはCOD・T-S(全硫化物)・T-N・T-P・IL(強熱減量)・含泥率などがある。 |
水中音 |
音圧によっては、魚は回避行動を取ったり(威嚇レベル)、逆に音源に近寄ったり(誘致レベル)する。マダイ海洋牧場の音響給餌システムは後者を利用したものである。 |