当センターでは、我が国が実施する政府開発援助(ODA)の一環として、発展途上国における船舶建造と保守に必要な安全(環境関連を含む)検査に関わる人的育成を支援するため、国際協力機構(JICA)からの委託を受け、2000年から、課題別研修船舶安全」コース(2016年度までは「海事国際条約及び船舶安全検査」コースと称した)を実施してきました。
しかしながら、2020年度は、新型コロナによる影響で研修の開催を見送り、2021年度についてもコロナ終息の目途が立たないことから研修員が来日しての研修開催を断念し、インターネットを利用して「遠隔研修」を実施しました。
研修は、2021年11月22日から2022年2月17日までの間、インドネシア、イラン、ケニア、フィリピン、サモア、バヌアツから合計9名の研修員を対象として、当センターに実施事務局を配置し、JICA横浜センターと各担当講師及び各研修員をインターネットで結びました。
本研修は国土交通省によるご指導のもと、当センター内部講師に加え、海事局、関東運輸局、運輸安全委員会、国際海事機関(IMO)、東京エムオウユウ事務局、日本海事協会および日本海事検定協会の専門家の方々を講師としてお招きし実現したものです。
ご支援して頂いた関係先の皆様に心よりお礼申し上げます。
遠隔研修閉講式にご出席の皆様
(研修・技術支援室)