現在、株式会社シミウスとの共同研究により開発中の実船計測対応の船体表面貼付型大容量FBG圧力センサに関わる論文発表が、日本船舶海洋工学会秋季講演会(令和3年11月30日)にて、SRC技術開発部廣田(研究当時試験センター技術部)により行われました。
論文では定格容量100 KPa・200KPa・300KPaの大容量FBG圧力センサの構造を紹介し、センサとして最も重要な計測値の安定性について、4週間にわたる長期計測の結果に基づいて議論しました。結果として、このセンサが実船の圧力計測に適用可能な高い精度と耐久性を長期間に亘って保持していることが示されています。
また、長期間に亘ってセンサの較正係数が安定していることおよびセンサの着脱が容易であることも紹介し、運用しやすいセンサであることも示されています。
大容量FBG圧力センサは2022年4月に行われるSea Japanでデモ展示を行います。ご興味のある方はぜひご来場の上、お試しください。
(試験センター)
図 大容量FBG圧力センサとインタロゲータ(光波長測定器)