1.船舶に関する経済協力・技術協力プロジェクトのコンサルティング
独立行政法人国際協力機構(JICA)、一般財団法人日本国際協力システム(JICS)等が実施する各種プロジェクトに参加し、プロジェクトのフィージビリティ―調査から船舶の基本設計(協力準備調査)、入札支援、調達・建造監理等の技術的コンサルティングを通じプロジェクトの円滑な実現のお手伝いをします。
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協力準備調査
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協力準備調査
独立行政法人国際協力機構(JICA)、一般財団法人日本国際協力システム(JICS)等の援助には、技術協力、有償資金協力、無償資金協力があり、これらの初期段階の調査プロセスを「協力準備調査」と言います。
協力準備調査により要請内容の妥当性・有効性・効率性を確認します。
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入札支援
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入札支援
独立行政法人国際協力機構(JICA)、一般財団法人日本国際協力システム(JICS)等による審査を踏まえて日本政府がプロジェクトの実施を閣議決定すると、JICA等が相手国と必要な契約を結びます。その後、SRCは相手国政府との契約により、コンサルティング業務を開始します。
業務の内容には、建造造船所の入札の支援(建造仕様書、一般配置図、建造契約書等の作成、入札案内・入札の実施、選定業者の評価)が含まれます。
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調達・建造監理
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調達・建造監理
独立行政法人国際協力機構(JICA)、一般財団法人日本国際協力システム(JICS)等によるODAプロジェクトとしての調達・建造監理の場合、国内又は海外造船所で建造する場合の建造監督、機器を調達する際の監督員の派遣や承認図面審査業務を造船所等と連携を図りながら進めます。
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2.各種受託調査等
船舶の設計や建造に関わる豊富な技術的知見を活かし、国土交通省海事局、海外運輸協力協会(JTCA)、外国公館、外国企業、国内船主等からの委託を受けて海外実態調査、案件形成調査、海外造船所での建造監督を実施しています。
3.業務実績
●JICA (独立行政法人国際協力機構)
70件
●JBIC (国際協力銀行)
23件
●JTCA (一般社団法人海外運輸協力協会)
49件
●国土交通省及びシップ&オーシャン財団
49件
●官公庁他外郭団体事業
69件
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SRCニュースの関連記事 (海外協力部)
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漁業資源管理機材整備計画
当センターはインテムコンサルティング株式会社(以下インテム社)と共同企業体を結成し、2019年2月に(独)国際協力機構(以下 JICA)殿より、無償資金協力「チュニジア国漁業資源管理機材整備計画準備調査」に関わる業務の委託を受けました。ケリビア、ビゼルト、マハディア、スファックス、ガベス、ラグレットにあるCRDA(DGPAの地方出先機関)、APIP(漁港管理者)、INSTM 水産研究所、造船所、港湾施設などをまわり、情報収集及び確認を行いました。DGPAでは本船の仕様に関して協議を行い、指導船の大まかな仕様を提示しました。
●チュニジア国 漁業資源管理機材整備計画 (SRC NEWS No.105)
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連絡先
海外協力部 (0422-40-2825)
私たちが目指しているのは、開発途上国の要請を基に当センターの豊富な知識と経験を生かして最適な船舶を提案し最良のものを提供することです。このため、当センターでは多様な人材を揃え、フィージビリティ―(実現可能性)調査からプロジェクトの概略計画、建造監理、フォローアップまで一貫したサービスを提供しています。