6月20日、在日チュニジア大使館よりご招待いただき、エルーミ大使閣下主催の晩さん会が行われました。当日は警固屋船渠株式会社殿より久留島匡繕代表取締役社長、当センターからは上園政裕常務理事(当時)と海外協力部の寺田 尚部長代理が、チュニジア側はエルーミ大使と新任のアドニー一等書記官が出席され、大使閣下のご挨拶の後、公邸料理人が作るブリック(小麦粉でできた薄い皮に具材を包んで揚げた料理)に始まり、真鯛のクスクス(粒上のパスタ)から食後のミントティーまで、チュニジア料理の粋を味わいました。
大使公邸での晩さん会
大使を囲んで(記念撮影)
今回このような機会を持てたのは、現在、警固屋船渠株式会社殿でチュニジア共和国漁業省向けの漁業資源管理指導船の建造が、我が国の無償経済協力(ODA)として進められており、当センターは2019年2月の準備調査から本プロジェクトに関わってきていることがあります。
2021年7月にチュニジア共和国とコンサルタント契約を結び、基本設計・入札補助を実施し、2022年6月にチュニジア共和国と警固屋船渠株式会社殿との間で建造契約が交わされ建造に至っているもので、当センターの建造監理の下、5月8日には2番船の進水式が行われ、エルーミ大使閣下にもチュニジア国を代表して進水式にご参加いただきました。7月18日には1番船の海上試運転が始まり、その後貨物船に搭載しチュニジア国のチュニス港まで貨物として輸送され、チュニジア国の農業省水産養殖総局に引き渡される予定となっております。
エミール大使による支綱切断
スリップウェイを滑るHANNIBAL4(2番船)
当センターは、独立行政法人国際協力機構(JICA)、一般財団法人日本国際協力システム(JICS)等が実施する各種プロジェクトをはじめ、海外における造船関連の技術協力プロジェクトに参加し、フィージビリティ―調査から船舶の基本設計(協力準備調査)、入札支援や調達・建造監理まで技術的コンサルティングを通じ、プロジェクトの円滑な実現のお手伝いをいたします。ご質問等がありましたら、いつでも御連絡下さい。
(海外協力部)