2024年3月21日（木）に開催された、「第1回HPC産業応用拡大プロジェクトシンポジウム」（東京大学生産技術研究所革新的シミュレーション研究センター主催）で当センターの西川技術企画課長（当時）が講演し、パネルディスカッションにも登壇しました。
今回のシンポジウムは対面・オンライン併用で開催され、民間企業99社の参加を含め、延べ251名（現地参加者46名）の参加がありました。
当センターの西川課長は、株式会社MTIのバダロッティ・ティモテオ氏とともに、「実船の推進性能の予測」と題した講演を行い、講演では本プロジェクトで実施されている計算コストの少ない高精度流体シミュレーション技術について紹介を行いました。このプロジェクトは2023年度から３年計画で予定されており、この手法の開発に成功すれば、乱流のメカニズム解明に貢献できる可能性があるといった基礎研究的な要素のみならず、模型試験より高いレイノルズ数の高精度計算ができることになり、現在使用している実船外挿法の問題点を明らかにできるようになります。また、これまでより安価に曳航水槽試験の高精度シミュレーションが行えるようになると期待されています。
企業の製品開発などでも研究的要素があれば『富岳』が無償で使えますので、当センターとの共同研究にご興味のある方はご連絡頂ければ幸甚です。
参考：シンポジウムのプログラムは、以下でご覧いただけます。
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/events/z0205_00162.html
問合せ先：一般財団法人日本造船技術センター 技術開発部 TEL：0422-40-2824
質疑応答の様子
パネルディスカッションの様子
（技術開発部）
